◎説明のため出席した者の
職氏名
市長 井 上 正 嗣 副
市長 松 田 文 彦
企画総務室長 森 和 宏
自立循環型経済社会推進室長
小 西 肇
財務室長 坂 根 雅 人
市民室長 髙 村 一 彦
健康福祉室長 河 嶋 学
産業振興室長 山 口 孝 幸
建設室長 前 田 良 二
上下水道室長 小 林 弘 明
出納管理室長 植 松 伸 八
教育委員長 上 羽 堅 一
教育長 横 山 光 彦
教育委員会事務局総括室長
尾 﨑 吉 晃
監査委員 岡 﨑 正 美
◎
議事日程 平成23年8月1日(月) 午後2時 開会
日程第1 諸
報告
日程第2
会議録署名議員の指名
日程第3 会期の決定
日程第4 議第67号
宮津市長及び副
市長の給与に関する
条例の一部
改正について
────────────────────
(開会 午後 2時00分)
○
議長(
木内利明) 大変暑い中、御苦労さまでございます。
ただいまから
平成23年第3回8月
宮津市議会臨時会を開会し、直ちに本日の
会議を開きます。
日程第1「諸
報告」であります。
監査委員から
地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく
平成22年度
出納整理期間中の4月分、5月分の
一般会計、
特別会計、並びに
平成23年度4月分の
一般会計、
特別会計、
基金等、及び5月分の
水道事業会計の
例月出納検査結果
報告書が提出されており、原文は
議会事務局に保管しておりますので、
随時ごらんおきを願います。
────────────────────
○
議長(
木内利明)
日程第2「
会議録署名議員の指名」を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、
松 浦
登美義 さん 松 本 隆 さん
を指名をいたします。
────────────────────
○
議長(
木内利明)
日程第3「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。今
臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと
思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
木内利明) 異議なしと認めます。会期は本日1日間と決定いたしました。
────────────────────
○
議長(
木内利明)
日程第4 議第67号を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
井上市長。
〔
井上市長 登壇〕
○
市長(
井上正嗣) 本日、
臨時議会を
お願いいたしましたところ、
議員の皆様には何かと御多用の中を御出席いただき、厚くお礼を申し上げます。
それでは、ただいま議題となりました議第67号
宮津市長及び副
市長の給与に関する
条例の一部
改正につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
なお、お手元に本議案の
参考資料をお届けしておりますので、あわせてごらんいただきますよう
お願いを申し上げます。
まず、本
条例の
改正の趣旨でございますが、このたび市民あるいは
議員の皆様に大変な御不信、御迷惑をおかけしました
ICT利活用推進事業における国への
虚偽の
実績報告事案につきまして、
市組織の長等として、みずからその最大の責を負うため、おのおの
減給対応を行おうとするものでございます。
事案の概要につきましては、
資料に記載しておりますとおり、
平成22年度に国の
全額補助1億2,300万円を受けて実施した
ICT利活用事業、
ユビキタスタウン構想事業、
ICTふるさと元気事業において、導入した
機器等の
配布ができていないにもかかわらず、
配布済みとして国に事実と異なる実績を
報告してしまったものであります。
本
事案を受けて、市の内部で
調査を行った結果の概要を、
資料の4ページから5ページに記載をしておりますが、5ページに今回の
問題点とその主な原因・
理由を掲げております。
まず、ひとり暮らし見守り・
買い物支援システムですが、結果としての
虚偽の
報告については、年度末までに何とか
配布を完了させるという
思いとあわせて、未
配布として
報告するという選択ができなかったというのも事実であります。
また、事実と異なる
報告のもとになった
機器等の
配布のおくれの原因については、1つには、初めての経験、
専門性の高さという中で、公募の準備に日数を要したため、
事業着手がおくれたこと、2つには、3つの室が連携して対応していく中で、その
役割分担を初め各種の調整、
意思統一が十分でなかったこと、そのほか
システム自体の
ふぐあいによる改良・改善の
必要性、
商業協同組合との調整のおくれ等が重なり合いまして、結果として、
補助制度の
配布完了期限に間に合わなかったというものであります。
また、
有害鳥獣捕獲おり監視システムにつきましても、基本的には、
問題点とその原因は同様であります。ただし、本件は
関係団体との調整のおくれということではなく、
狩猟期間の問題と豪雪などの
特殊事情も大きく影響したというものであります。したがいまして、
資料2ページ下段の
処分等の
考え方に掲げましたとおり、本
事案については特定の
職員の悪意あるいは怠慢といったことから生じたものでなく、
組織全体としての認識の甘さにあったものであり、このことからも
市長の私に最大の
責任があるものと考えております。
そのような
考え方から、私が10分の2の
減給を3カ月間行うこととした上で、副
市長は10分の1の
減給を3カ月間行うこととして、
議会の議決を
お願いしようとするものでございます。
なお、
関係職員については、困難な
事業に懸命になって取り組んでくれているという
思いと、
組織としての
けじめはつけなければならないという
思いを重ねる中で、
資料のとおり5名については
懲戒処分としての戒告を、また、他の5名については
矯正措置としての訓告を7月29日付で行ったところであります。
いずれにいたしましても、
市組織の最高
責任者である私の
責任が、
市長としての
責任が最も重いものであると深く自覚しておりますし、今後こうした
事案が二度と生じないよう、
組織を挙げて取り組んでいかねばならないと強く決意もいたしております。
そうしたことからも、
資料の3ページに掲げましたとおり、今後の
再発防止に向けては、1つには全
職員に対する
服務規律の徹底、2つには副
市長を中心とする
重要事業等の
進行点検会議の設置、3つには
複数室が分担して
事業を実施する場合の
執行体制の徹底、この3点を中心として、
再発防止に当たってまいりたいと考えております。
なお、今後は
関係団体等の
皆さん、さらには市民の
皆さんと一緒になって、当
事業の所期の目的を一日も早く達成するよう、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えておりますので、
議員の皆様におかれましても、この上とものお力添えを賜りますよう
お願いを申し上げます。
最後に、改めまして市民の皆様、
議員の皆様に深くおわびを申し上げ、
提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、可決賜りますよう
お願いを申し上げます。
○
議長(
木内利明) ここで
議案熟読のため約15分間休憩をいたします。
(休憩 午後 2時09分)
────────────────────
(再開 午後 2時22分)
○
議長(
木内利明) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
これより、議第67号の質疑に入ります。御質疑はありませんか。
長林三代さん。
○
議員(
長林三代) それでは1点だけ。この議第67号というのは、
市長及び副
市長の
減給の期間3カ月ということになっておりますけども、これ3カ月後には再び
条例改正をしてもとに戻すということでしょうか、お伺いします。
○
議長(
木内利明)
森企画総務室長。
○
企画総務室長(森 和宏) 今回の
条例文を見ていただいたらわかるんですけれども、9月1日から11月30日までの間、今現在の
条例規定にかかわらず、この3カ月間はこのように取り扱いますということで、
期間限定の条文を入れているということでございます。したがいまして、この期間が済みましたらもとに戻るということでございます。
○
議長(
木内利明) 他に質疑はありませんか。松原 護さん。
○
議員(松原 護) 今回、
虚偽の
報告書で、こういった形になっているわけなんですが、少しお聞きしたいんですが、機器のおくれが生じたということは、2月14日
時点、
事業の
完了日には1台も
配布されていなかった。そして、その
実績報告について、どの室がこういう
虚偽の
報告をなされたのか。その原
議書の中に、思惑的に
配布のおくれというようなことで
参考資料があるわけなんですが、
システム自体に
ふぐあいがあり、その改良・改善に時間を要した。これ、どういった
ふぐあいがあって、
配布のおくれに起因したのか、いつの時期でこういったことがわかって、このことも含めて
配布がおくれたのか。その辺のところと、それから原
議書について、これは
商協さんが
配布すべき、それから市側としては
商協さんが
配布される、
商協さん側からいえば市が
配布するんだというような、そういう意見の食い違いがあったのか。全く市が
配布するのをできなかって、本当に
確信犯的に市が悪いということでわかりつつ
報告なされたのか。そこの辺の原
議書のどういった
理由でおくれたかいうことが、その原
議書を本来見せていただきたいとは思うんですが、どういったことでおくれたのか、業者間で
商協さんが
配布すべきのところなのか。それから機械が
システム自体に
ふぐあいがあり、そのことによっておくれたのか、この
時点では、2月14日
時点では全く
配布されていなかった、
事業完了のときにね。そこから、3月11日まで、これも日数があるんですが、その間にどういった形で、これはもう行政が調べて、そういう
買い物難民の方々に
パソコン自体を送るという
システムだけのことで言っておるんですが、なぜこういったことで
報告書には、
議案書にはどういった
理由で
配布ができていないのに170個、200個のうち国への
報告が170
配布できたと。これ確信的なもんだったら、これに関連して
職員の
減給の
部分も書いてありますが、
確信犯的やったら
職員の
処分もちょっと甘いような気がいたしますし、その辺の認識的なものがどのようなことだったのかということと、それから、この
部分については、
商協さんのほうで
配布されるもんだというような意識の違いでおくれたのか。そういった
部分については、ちょっと同情する余地が出てくるわけでありますが、その辺のところで、この
処分者について、人事・
公平委員会さんとか、そういったとこに
不服申し立てが出ておるのか、それとも
担当者が、これはもう
確信犯なので、もっと罪深いもんであるというようなことで、この3カ月の
減給だけでは少ないというような、そういった投書なんかが人事・
公平委員会さんのほうに出されてないか。その2点、ちょっとお聞かせ願いたいと。
○
議長(
木内利明)
森企画総務室長。
○
企画総務室長(森 和宏) 済みません、いろいろ
お尋ねがありました。今回の
内部調査につきましては、
企画総務室の私と担当の係長が一定のことを行っております。
そうした中で、担当のところでは、また詳しい
思いやらいろいろあるんだと思っておりますけれども、私どもが聞き取り等行った中での主な
理由、原因というふうな中で
お答えをさせていただきます。
まず、2月14日
時点で
配布がゼロであったにもかかわらず、
配布を一定の数量、大
部分の数量を
配布したということで
報告をしてしまったということについてでございます。これにつきまして、どういいますか、特定の
職員がこうして書こうというんじゃなしに、まず3室と申しましたけれども、3つの室がそれぞれ
実績報告を出す段階でゼロであった。ただ、この
事業の制度としては、
配布するまでが完了ということである中での現実があった中で、ゼロで本来出すべきなのか、やっぱりというところで、ゼロで出すという選択ができなかったということで、特定の個人がずっと隠してゼロで出したというものではないと思っております。
それと、
システムの
ふぐあいがあって、改良・改善に時間を要したということですけれども、全体として機器を
利用者の
皆さんに
配布して、それが説明できる状態にまだ十分達してなかった
部分があるということ。例えば
血圧計のデータ送信するためのデモがおくられること自体が遅くなっておったとか、そういったことでの要はお客さんにこうですよということで、使っていただくには字が小さかったりということで、改良・改善の時間が要したというふうに聞き取っているところでございます。
また、
商業協同組合との
宅配事業の
運営方法等の調整がおくれたことというのは、
商業協同組合への
貸し付けによって
商協さんのほうが
事業を膨らませつつ、自主的な
事業と独自の
事業としての展開を図っていくのか、
高齢者福祉サービスの
部分について市が委託をして、この
事業に当たってもらうのか、そこら辺も明確になるのが少し遅過ぎたということがあると思っております。
また、この
配布の方法につきましても、コンソーシアムのほうで主体的に行っていくのか、あるいは市のほうが
職員が中心になって
配布をしていくのか、ここら辺も十分な双方の
認識度が一致していなかったように受けとめております。
そのような中で、まず
虚偽の
報告ということについて、特定の個人がないしょでゼロで出さずに
配布済みとして出したということでなく、みんながここの5ページの
虚偽の
報告の丸の
2つ目にございますけれども、未
配布という
報告の選択ができなかったと、
組織として、こういったことであろうと思っております。そうしたことからも、これは
組織全体の問題ということで、
市長が最高の
責任ということで、みずからに一番重たいものを科して、そしてその上で先ほど
市長の
提案理由にありましたけれども、
職員はみんな頑張ってやってくれているという
思いと、やはり
組織全体として
けじめはつけなくてはならないという
思いの中で、今回の量定を
市長のほうが判断をしたということでございます。
また、7月の29日に
市長のほうから
処分の申し渡しがあったわけですけれども、その中には、不服であった場合には
公平委員会への手続ができるということは記した上で出しております。日にちが金曜日のきょうですけれども、きょう現在で
公平委員会のほうへ
不服申し立てがあっておるというようなことは聞いておりません。以上でございます。
○
議長(
木内利明) 松原 護さん。
○
議員(松原 護) いろいろと苦しい弁明的なことになっておるんですが、
事業の
完了日自体、それとも3月11日現在で、行政のほうが
配布するのか、それとも
商協さんのほうで
配布されるのか、そこの
部分のところの明確な判断はこの
時点ではできていなかったのか、その1点だけ教えていただけますか。
○
議長(
木内利明)
河嶋健康福祉室長。
○
健康福祉室長(
河嶋 学) 市が配ることにつきましては、3者での
定例会を行っておりまして、その中の12月27日での
定例会の中で、
利用者を特定しますのは
健康福祉室ということで確認をしたところでございます。12月の段階で市のほうが決定するということで決めておりました。以上でございます。
配布につきましても、市が
配布するということでございます。
○
議長(
木内利明) 他に御質疑はありませんか。
小林宣明さん。
○
議員(
小林宣明)
配布のおくれということで5ページですが、機器の
配布上、
対象者の
条件設定がおくれたことということであるんですけども、今現在では116台、
パソコンの場合については
配布されてると。このときの条件と、この116台配られた条件というのは一緒の条件で配られたということでしょうか。
○
議長(
木内利明)
河嶋健康福祉室長。
○
健康福祉室長(
河嶋 学)
対象者につきましては、当初、
介護予防の二次
予防事業対象者ということで決めておりました。また、
買い物難民対策というようなこともありまして、
辺地地区を
対象にということで決めておりましたですが、それでは人数が少ないというようなことで、今現在では
対象は
宮津市内全域の65歳以上の
ひとり暮らし高齢者及び
高齢者のみの世帯、夫婦です、そういったところを
対象として、
広報みやづでも案内をさせていただいたところでございます。以上でございます。
○
議長(
木内利明)
小林宣明さん。
○
議員(
小林宣明) そしたら、その
条件自体を変えられたのは、4月以降に変えられたのかどうかということを1点教えてください。
○
議長(
木内利明)
河嶋健康福祉室長。
○
健康福祉室長(
河嶋 学) これにつきましては、4月以降でございます。
○
議長(
木内利明) 他に御質疑はありませんか。安達 稔さん。
○
議員(安達 稔) 先日の
全員協議会におきまして、
特別委員会の
委員長報告として申し上げたわけでありますが、うそをついてはいけないところがうそをついた、これは物すごい
責任が重大であるというふうに思っております。
実は今回こういう給料の一部
改正という形が出ておるわけでありますが、
特別委員会の
委員会というのはまだ継続中であります。この給料の一部
改正で一
たん幕引きをしようというお考えなのか、いやいや、そうではない、まだまだこれから
事業者に対しても市として考えがあるのか、その点をまず聞いておきたいというふうに
思います。
それから、この
進捗状況の
資料が出ておりますので、ちょっとこの件も
お尋ねをしておきたいと
思いますが、
ラピナビの関係であります。
購入数量が100台ということでありますが、これも実は
特別委員会でも話が出ておった件であります。また、7月の25日の日に
商協の
臨時総会が開催をされたようでありますが、
市長以下、
担当室長が御出席ということで伺っておりますが、その要望の中に5
項目要望があったようでありますが、その3番目にもうたわれております、この
ラピナビの問題であります。これは今申し上げるように購入は100台、
商協のほうとしては50者といいますか、会員が50件しかないので、50台しか要りませんよとこういうことのようであります。あとの残り50台は市のほうで何とかしてくださいと、こういうようなことで、すべて5項目のうち全部市はのみ込まれたようでありますけれども、これを見ておりますと
配布計画9月末
時点で100台と、100台全部、9月末にはもう
配布完了される予定が組まれておりますけども、50台は今申し上げるように、
商協さんに
無償貸し付けではありませんけども、要望の1番にもありましたように、もう無償というんか、ただであげますという形になるわけですけども、残りの50台はどのようなことを考えておられるのか、その点もひっくるめてお聞かせください。
○
議長(
木内利明) 松田副
市長。
○副
市長(
松田文彦) 前段のほうの御質問に
お答えをさせていただきます。
まず、冒頭に申し上げられましたけども、今回の
虚偽の
報告については、市民、また
議会の
皆さんに大変な御不信と御迷惑をおかけしたということであります。事の重大さは痛感をいたしております。したがいまして、今回の
市長、また私の給料の減額と
職員の
処分ということでございます。
それから、今回の提案をして、すべてでこれが終わりかというような御質問であったかと
思います。こういった
職員の不祥事、
組織としての一定のあってはならないことが起こってしまったと、起こしたということにつきましては、それぞれ
職員の非違の行為に対する
懲戒処分、また
市長等の監督
責任については、本来、遅滞なく行うというのが原則であろうかと思っております。したがいまして、今回のような
事案につきましては、まずは6月の
新聞報道があった、また
記者会見をした、その後に事実の事柄を
調査をして、直ちに
処分をするというのが本来ではなかったかと
思います。ただ、並行して
議会のほうの
調査特別委員会が設置もされ、それぞれ事情も聴取されるということでありましたので、この
特別委員会の審議の状況を見ながら、並行して内部の
調査を
総務室長等が
職員に対して行ってまいったということであります。したがいまして、
調査特別委員会の一定の
報告がなされましたので、これを一つの契機として、遅くなりましたけども市の戒めとして
処分をしたと、また、
市長等の
減給処分を行うということで、本日、提案をさせていただいているというものでございます。
それから、
あと業者等にかかわりますことでありますけども、これにつきましては、国のほうからも指摘も受けております。市のほうとしてはこの
保守費用については返還を
事業者から求めるべきということで、現在内部で協議、検討をしているという段階でございます。以上でございます。
○
議長(
木内利明)
小西自立循環室長。
○
自立循環型経済社会推進室長(小西 肇)
ラピナビの関係です。100台買いまして、50台は
議員お触れのとおり、きょうのペーパーでは51になっていますけれども、
商業協同組合のほうで使っていくということになっております。残り49台ということになりますけれども、今、
議員触れられました7月の
商業協同組合の
臨時総会ということやら、それから、その後の
役員会あたりにも市のほうも呼んでもらいまして、出席をしております。
そういう中で、今回の
ラピナビターミナルの位置づけということで、
商業協同組合のほうも、これはもう
議員も御承知やと思うんですが、
会員数が徐々に減ってきておる中で、今回この
事業を契機に、
組織をもう一遍強化していくというんか、そういうお話がされております。
そういうお話の中で、
商業振興という側面と、それからもう1点は、この間、岐阜県の大垣のほうにも視察に行ってきたんですけれども、いわゆる
買い物だけの情報を
アイテムとするのもいいんですけれども、それ以外に散髪ですとか、在宅で外に出にくいという御高齢の方もおるということから、いろいろな
サービス、幅広い
サービスとか、それから、ある程度、
行政情報の
サービス、こういったところも取り入れていけば、
アイテムの数なり、それから
アイテムの種類というのが充実をしてくるというぐあいにお聞きしておりまして、今後、残るその台数については、
商業協同組合と市のほうで、そういうお互いの
守備範囲といいますか、
アイテムをこういうのどうですかとか、こういうものも追加していきましょうよとか、それから
組合員外のお店に、こうこうこういう
理由で
ラピナビターミナルを置いてもらえませんかと、そういう
お願いも
両者手を合わせていこうということになっております。
ただ、
議員がお話がありました、9月末までに100台を配備し切るということが1点ありますのと、それから
商業協同組合のほうでは、来年3月まで会員外のお店に置いてもらえる
ラピナビについては、お試し利用というようなところも考えていかなあかんということで、来年4月以降、その配備した
ラピナビを引き続き置いてもらえるように、協同組合のほうとしても受け入れの仕方を考えていかんなんというぐあいにお聞きいたしております。
そういう面で、まずは9月末までの全台配備に向けまして、
商協と市のほうで残った台数をどういうぐあいに工夫していければ
配布できるかというところを現在お話ししておる最中でして、何とか9月末までに配り切るということで、現在事務を進めております。以上でございます。
○
議長(
木内利明) 他に御質疑はありませんか。小田彰彦さん。
○
議員(小田彰彦)
参考資料をつけていただいておりますので、その中の5ページの本
事業の
問題点と
理由、原因、4番目ですが、その中のひとり暮らし見守り・
買い物支援システムの中の保守料の支払いというのが一番下の枠にあると
思いますが、この1と2とありまして、これはただ、まだ現在、
調査特別委員会が継続中でもありますし、また、ただいまの副
市長の答弁にもよりますと、まだ継続中の
事業でもありますので、ちょっと確認だけいたしたいんですが、これは、1番については認識をしていた、2番については認識をしていなかったということなんですけども、要するに認識をしていたから払った、認識をしていなかったから払ったということで、是認をされることなのか、あるいは将来、これはやはり不要な支払いであったということで、例えば国等から返還の要求が出てくるということを想定されておるものなのか、そのどちらにもとれるように思うんですけども、ちょっと意味がよくわかるように御説明をいただけたら。
○
議長(
木内利明)
小西自立循環室長。
○
自立循環型経済社会推進室長(小西 肇) 今回、保守料、500万を超えて契約をいたしました。そういう関係で、2月14日、これが契約の終期ということになっておりまして、財務処理は済んでおります。そういう中で、今回、会計検査なり、総務省のほうの実地検査あたりも受ける中で、今回、宮津市と2つの業者の間において契約をした保守、この内容がICTの関係の
補助制度になじまないという見解が示されております。その見解に対して、この保守料の支払いのほうの①、②というところについて、その当時、市の担当、我々といたしまして、
システムが入り込んだ備品を市のほうに引き渡しを受けて、市の所有権になったというところで、保守が必要なんだなあという認識をしておりました。
それと、会検なり総務省の実地検査のところで、今回の保守料というのは、少なくとも
システムが稼働していると、稼働することでどこかに
ふぐあいが起きるというための保守料だということで、2月14日までに稼働していないということが判明をいたしましたので、その
時点でそういうことを確認をして、その契約の検査をするべきだという認識をしておらなかったということでございまして、この書きぶりといたしましては、恐らく今後、総務省のほうから保守契約で支払いましたお金に対して、一定の指示と、恐らく全額の返還命令だと思っておるんですけれども、正式にまだ来てませんので、これ以上申し上げられませんが、そういう指示が来るということで、そのときに市のほうとして今、副
市長が申し上げました2つの業者のほうに相当額の返還を
お願いをしていくという意味で書いております。以上でございます。
○
議長(
木内利明) 他に御質疑はありませんか。北仲 篤さん。
○
議員(北仲 篤)
参考資料のほう、つけていただいてる5ページの(4)本
事業の
問題点と
理由、原因のひとり暮らし見守りのほうで、
虚偽の
報告について2項目書いていただいてますが、その2番目について
お尋ねをいたします。
未
配布として
報告する選択をすることができなかったものという記述なんですけれども、済みません、
特別委員会で答弁されてたらちょっと重ねてということになって申しわけないんですが、未
配布として
報告する選択をしなかったと、できなかったということは、一定
配布したという事実と異なる
報告をするという決定を、
組織としての決定をされたということになるかと思うんですが、それはどういう経過とか、どういう
理由で、どの部署っていうか、どなたがということになるか、ちょっとそこはわからないんですが、どういう
理由、どういう背景で、どこで決定をされたか、教えていただければと
思います。
○
議長(
木内利明)
森企画総務室長。
○
企画総務室長(森 和宏) 済みません、今の
お尋ねについてでございます。このお渡ししております
参考資料の4ページの上段に、関係室の
役割分担というのがございます。企画環境室が全体の総括調整、あるいは国への補助金申請等の事務手続、
健康福祉室については、今のひとり暮らし見守りであり
買い物支援システムの運用面というようなことです。これはどこかがというんじゃなしに、原
議書で決裁を受けるわけですけれども、重要な
実績報告ですので、
市長が最終決裁ということです。事務を総括担当しております、国等の申請事務を担当しております企画環境室、それと、この件については、ひとり暮らしも有害鳥獣も同じ結果としての
虚偽の
報告ということです。企画環境室が起案をし、その起案の上では
健康福祉室、産業振興室と
事業の
完了日とすべき2月14日の状態を確認する中で、どのように出していくかということでございます。企画環境室から原
議書が立ち上げられて、
健康福祉室、産業振興室が確認しながら、あと財政等もあって副
市長、
市長というものでございます。
この②が、そうした中で
配布ができていない状況、あるいはそうだけれども国の制度の仕組みから、購入したまでで
事業完了というんでなしに、この導入した機器を
配布して
事業が完了という制度のたががあること、それらを
関係職員が承知をする中で、いろいろな
思いが重なり合う中で、このゼロという選択ができなかったということだと思っております。
○
議長(
木内利明) 他に御質疑はありませんか。德本良孝さん。
○
議員(德本良孝) ちょっと僕、別に特に聞くつもりなかったんやけども、先ほどの保守料の関係なんですけどね、もう既に会計閉鎖も出納閉鎖ちゅうんか、期間も全部過ぎて、いわゆる歳入歳出等含めて全部もう終わっとるわけですね。
そこで、例えば総務省から返還請求が来たと。その場合は、どういう立てかえて払うというのか、宮津市がそれを払わないかんという形に恐らくなると思うんですよね。総務省が求めるのは宮津市に求めてくるわけですから。そうすると、そのお金はどこから一体出すつもりなのか。それは我々市会
議員としては、そんなもんに市民の税金使われたんじゃあ、とてもじゃないけど、そのお金を出すこと自体を、大変な問題が起きてくるんじゃないかなあと。そうすると、次善の策はというと、
対象となってるその業者の方に、それはやっぱりもう事前にこういう状況だと、認識としてもこういう認識をしとるということをきちっとお伝えをして、一定訴訟の準備をするなり、私からはっきり言わせてもらうと仮
処分まで打って押さえ込んでいくぐらいのことはしておかないと、それは我々
議会として、もしその金を返せ言われましたからいうて、そんじゃあ550万、雑費で返すか何かわからんけども、そんなもん立てられたらとてもじゃないけど、我々
議員としてもちませんよ。だから、少なくとも今の
時点ですぐに返してもらって、歳計現金に積むなり雑入として取り扱うなりなんなりして、それは準備金として置いとかないと、いろいろ問題が起きるし、我々
議員としてはわずかというか、550万という金額にしても、その保守料を黙って市民の税金から立てかえて払っとけなんてちゅうことは許すわけにいきませんよ。
○
議長(
木内利明) 松田副
市長。
○副
市長(
松田文彦)
保守費用についての市の
考え方は、先ほど説明したとおりでございます。国庫への返還金という扱いになろうかと思っております。したがいまして、これは予算計上をして、
議会のほうへ提案をし、審査をいただくということになります。そのときに財源をどうするかということであろうかと
思います。先ほど申し上げましたような
考え方で、現在、市の内部で協議中ということでございます。
○
議長(
木内利明) 他に質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
ここで
市長提案理由、また各
議員の質疑、理事者の答弁内容を聞いて、各会派で調整が必要と考えますので、暫時休憩をいたします。
(休憩 午後 3時02分)
────────────────────
(再開 午後 3時56分)
○
議長(
木内利明) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
お諮りいたします。本件については、
委員会付託を省略することにいたしたいと
思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
木内利明) 異議なしと認めます。本件については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。本件に対し、反対その他の御意見はありませんか。宇都宮和子さん。
〔宇都宮
議員 登壇〕
○
議員(宇都宮和子) ただいま議題となっております議第67号
宮津市長及び副
市長の給与に関する
条例の一部
改正につきまして、日本共産党宮津市会
議員団を代表いたしまして、賛成の立場から討論を行います。
まず今回、大変問題になっておりますのは、国に対する
虚偽の
実績報告ということでありますけれども、この
虚偽の問題は今、国でもやらせメールとか、うその問題とか、大変大きな問題となっております。これは民主主義の根底を私は崩すものと思っております。絶対に許せないことです。こうしたことは二度と起こさないように肝に銘じていただきたいと
思います。この議案に対して賛成してきた
議員として、
職員に信頼を置いてきたことでありまして、正直言って裏切られた感じは持っております。
当初、私もこの提案を受けまして、多少無理があるかな、果たして過疎地の
高齢者の人が、こうした
パソコンなどを扱えるのかということは
思いましたけれど、そこまで追及しなかった私自身にも一定の
責任があるかなとは思っておりますけれども、今回この
虚偽の
報告、
配布のおくれ、また有害鳥獣の監視
システム等を見比べてみますと、いわゆるひとり暮らし見守り・
買い物支援システムに関しては、非常にあいまいな表現が多いということが指摘できると
思います。
まず、
配布期間が十分に設けられなかったこと、
意思統一が十分でなかったこと、それから機器の
条件設定がおくれた、あるいは調整がおくれた、協同組合との取り組み体制が不十分であったというようなあいまいな表現でしかありません。しかし、有害鳥獣
システムの場合におきましては、これは6割まで到達してるということですけれども、豪雪のためと、それから役員の交代時期という、はっきりした
理由があるということです。これは、私たちはかねてから、有害鳥獣に関してはいろいろ大変な問題がありまして
調査をしてきたわけだし、
皆さんそれぞれにいろいろ住民からも話を聞いてきている中で、こういう住民の実態というのは、この
時点で
皆さん把握されているんだろうと
思います。しかし、今回のひとり暮らし見守りに関しては、共産党は住民の生活実態
調査をすべしと、たびたび提案をしてまいりましたけれど、これはデータがあるから大丈夫だというふうな答弁しか受けてきませんでした。しかし、今回、この期に及びまして、やはりデータだけでは把握し切れない住民の実態があるということが、これで明確になったんではないかと
思います。ですから、今後ともこの議案に対しては私は賛成いたしますけれども、こうした住民の実態
調査を正確にきちっとやるということが、今後の宮津市政の重要な課題だと思っております。
以上で討論を終わります。
○
議長(
木内利明) 他に御意見はありませんか。小田彰彦さん。
〔小田
議員 登壇〕
○
議員(小田彰彦) ただいま議題となっております議第67号
宮津市長及び副
市長の給与に関する
条例の一部
改正について、蒼風会を代表し討論をさせていただきます。
この議第67号は、
ICT利活用事業の
虚偽の
実績報告に関し、
市組織の長としてのみずからその
責任を負うため、それぞれ
減給処分を行うこととして提案されているものであります。
この問題に関しては、新聞、テレビ等、マスコミ報道にて一般に周知されることになったわけですが、既に
議会においては、この問題に関して一般質問を初め強い関心を示し、また警鐘を鳴らしてきたところであり、問題の表面化とともに
特別委員会を設置し、きょうまで事実の解明に努めてきたところであります。しかし、この問題は、事実関係の解明だけで済むものではなく、今後の
事業の展開と成功を見て、初めて当初の目的を達成できるものと考えております。そもそもこの
事業は、景気浮揚、また
商業振興対策としての側面を持つとともに、過疎地における
高齢者の安否確認、
買い物支援を行うという多重な目的を持った
事業のため、過去において行政が取り組む
事業としては甚だ未知の分野も多く、また複数の関係室にまたがる
事業としてふなれなことが多かったのも事実であります。しかし、住民の信頼のもとに成り立つ行政の仕事という側面からいうならば、結果として、住民の信頼を裏切ることになってしまったことはまことに残念と言わざるを得ません。
コンソーシアムあるいはプロポーザルなど、聞きなれない言葉の端々に、当初の崇高な目的を逸脱し、結果として、住民の信頼を損ねた結果となったことは、返す返すも残念なことでありますが、現在進行中の他の
事業も含め、今後の
事業を軌道に乗せ、本来の目的であります住民の福祉の向上に役立てることによってのみ、信頼が回復されることを肝に銘じ、住民ニーズを正確に把握され、鋭意この
事業に取り組んでいただきたいことと思う次第であります。
今回の議案に対しては、
市長、副
市長のこの問題に関しての一定の
けじめのつけ方としては、是認もやむを得ないことと承知いたしますが、先ほどの議案の質疑にもありましたように、不要な支出等についての対応も鋭意努力をしていただきたいと考えます。いずれにしましても、冒頭申し上げましたように、この事件は今回の
臨時議会における議案の提案だけで終了するものでは決してなく、
特別委員会も継続されていることからも明白なように、
事業の円滑な遂行を見届け、住民の行政に対する信頼が回復されることによって、初めて解決を見る問題であることを申し添えて、討論といたします。以上であります。
〔拍 手〕
○
議長(
木内利明) 他に御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議第67号を採決いたします。本件は、原案のとおり決することに賛成の
皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○
議長(
木内利明) 起立全員であります。本件は、原案のとおり可決されました。
以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
これで本日の
会議を閉じ、
平成23年第3回8月
宮津市議会臨時会を閉会いたします。
(閉会 午後 4時04分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
宮津市
議会議長 木 内 利 明
会議録署名議員 松 浦
登美義
同 上 松 本 隆...